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ブログ パパを国会へ

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戦争法案が強行されようとしている日の夕方

2015.10.01

戦争法案が強行採決されようとしている日の夕方、うちの町内ではお通夜があった。
ご近所のおばあちゃんが亡くなったのだ。
にわかに私のまわりは慌ただしくなった。

仕事が終わってメールを見ると、副会長から何本もメールが来ている。
セレマで受付やって欲しいって。
チョウキ持ってきてって。
供花出費しなあかん。
至急回覧回しといた。

チョウキってナニかな。
受付ってなにすんねん。
何分前に到着すればいいんだろ。
喪服どこ行ったっけ。
夕ご飯、何時に食べさせたらいいんだ。
子ども、連れていこ。
パパは・・・来れる訳ないな。

家に近づくと町内のお姉様たちが、早速話しかけて来た。
会長さんご苦労さんやなあ。
今日は何時から行くんえ。
7時ちょうどに行くのもなんやし、私らはちょっと過ぎてから出るわ。
まだ79歳やって。まだまだ若いのになあ。

え。

夕方6時半。
おーい。子どもたち、上から下まで、黒っぽい服を着て下さい。
え~。クロ?ないよ~。
サッカー選手を目指す子どもたちは、普段から結構派手なスポーツウェアばかり着ている。子どもたちに選ばせても、黒やグレーは、「地味な色」。オレはもっと派手な方が好きだな。と良く言う。
何とか黒っぽいシャツを着せたが、二人とも胸に大きく「PUMA!!」と赤いロゴが入っている。
どうしようもない。
ママあ。パンツも黒いのはくの?
次男が真っ赤なパンツと真っ青なパンツを両手に持って困っている。
パンツは見えへんしいいわ。
ママあ。スニーカー雨で濡れて履けへん。
しょうがないな。クロックス履いてちょうだい。

私は喪服を探し出した。
うっ。肩パットが入ってる。これ、着てもいいんかな。
なんと。数珠がない。
うそ。黒のストッキングがない。
しのごの言ってたら遅れる。数珠がなくてもお悔やみは言える。黒のタイツをはけばよろしい。
出発だ。

よっこらしょ。
町旗に手をかけた。ぐきっ。とんでもない重さだった。
持てへん・・・。
外は運悪くどしゃぶり。
もう~。どうすんねんんん。

そこへパパが慌ただしく帰ってきた。

パパ~。会いたかったよ~(泣)。
よく帰って来れたね。
法案はもう強行されたの?
「多分強行されると思う。けど、深夜だろう。河原町で演説してから帰って来た。」
助かるう。町旗持ってきてよ~。めっちゃ重い。
「よし。クルマ出すよ。」
ありがとうおおお(泣)。

お通夜は、町内の組長が勢揃いし、明るい笑顔の故人の写真を囲んで、みんなが悲しみに包まれた。

私は、子どもがお坊さんのお経に合わせてぐるぐる首を振るのと、壁際の鏡にニターと笑いかけるのが、気になって、気になって、受付から小さな声で「これっ。これっ。」と子どもに注意していた。

お通夜が終了し、子どもが眠ってから、戦争法案の強行採決を見た。
許せない。覚えおれ。

慌てたり、焦ったり、悲しんだり、怒ったり、忙しい一日だった。

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